ポスト・フクシマの社会と言論

震災・原発危機以後の日本を歴史的な縦軸に位置付けて考えるサイトです。

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Tuesday, July 19, 2011

緊急会議 高橋美加子×小林武史

高橋美加子さん(南相馬市在住) の言葉は厳しい。どう受け取るかは僕達次第。 小林武史さん主催のエコレゾからです。
ある方が「必要なのは"脱・原発"じゃなくて"脱・受け身"だ」って言ってましたよね。ほんとにそう。みんな受け身でいることに慣れちゃってるんですよね。コマーシャリズムが席巻する世の中で、自分が望まなくてもいろんなものが目の前に並べられて、それをただ選ぶという生活しかしてこなかった。自分が住むところにしたって「どんな家に住みたいか?」を考えるんじゃなくて展示場に行って選んで買うだけ。ちゃんとした人が設計してくれたんだから問題ないよね?って。原発もそうですよ。パターンはみんな同じ。
日本人ってね、みんなどこかで自主規制をしてるんだと思うんですよ。自分の生の感情を抑えるようななにかがある。でもね、いまはそれを全部取っ払っていいときだと思うんです。それだけのことが起きてるんだから。みんな肩書きとか立場とかあって、それに合わせた生き方を必死でしてるんでしょうけど、本当はただの生き物でしょう?... 今の私はただただ悲しいって言葉がいちばんぴったりきます。世の中っていうものは、こんなことでしか成り立たなくなっていたのかって。その悲しさっていうのを抱えたまま生きていかなきゃなっていう思いです。本当に生きていくのが悲しいもん。悲しいからここ(南相馬)で生きていくんです。そういう心境。 

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